2013年04月

2013年04月15日

特集ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ見本市2013

みなさん、こんにちは。
今回は2月のシエナ・フィレンツェ見本市関連と今月7日〜10日に開催されたヴェローナのヴィーニタリーの報告をしたいと思います。

まずはサンジミニャーノの白!
いつものおなじみの生産者たちですから、今回は写真とちょっとした総評にさせていただきたいと思います。(笑)

ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノの見本市2013

ヴェルナッチャ、前回の見本市についてはコチラ

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MELINI メリーニ
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SAN DONATO サン・ドナート
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TERUZZI & PUTHOD テルッツィ・エ・ピュトー
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PANIZZI パニッツィ
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SAN QUIRICO サン・クイリコ
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TENUTE GUICCIARDINI STROZZI テヌーテ・グイッチャルディーニ・ストロッツィ
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VAGNONI ヴァニョーニ
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GEOGRAFICO ジェオグラフィコ
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FALCHINI ファルキーニ
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FONTALEONI フォンタレオーニ
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CESANI チェザーニ
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IL PALAGIONE イル・パラジオーネ
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PIETRAFITTA ピエトラフィッタ
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LUCII LIBANIO ルチイ・リバニオ
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LA LASTRA ラ・ラストラ
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LA MORMOLAIA ラ・モルモライア
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若きエノロゴ(醸造家)、ミルコ・ニッコライと仲良くなりました。
モンタルチーノでは、コルデッラとテッレ・ネーレ。キァンティ・クラッシコのレ・マッセ。
アブルッツォでもニコ・デミというワイナリーと仕事をしているそうです。
サンジミニャーノでは、ラ・モルモライアのほか、チェザーニとイル・コロンバイオ・ディ・サンタキアーラ。

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イル・パラジョーネも

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ストロッツィのフェデリカも試飲に来ました。

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こちらはタンクから

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清澄後はクリアで綺麗な色合いに

MONTENIDOLI モンテニードリ
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総評
2012年はトスカーナ全体的にとても暑く、雨が少なくてひやひやしたワイナリーも多かったことと思います。
雨が多すぎても駄目、少なすぎても駄目。ワイン用の葡萄はそれだけデリケートな自然の賜物なのです。

ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノは2012年が生産ワインなのでその影響をすぐに見本市で把握することができました。

雨も少なく、とても暑かったことによって葡萄が干からびてしまう現象が起こり、質の部分というよりは量の部分で損失があったようです。ほぼ全てのワイナリーで生産量の減少。(選別の際、ダメージがあったり、干からびてしまった葡萄を収穫しないため。)ただ、葡萄はよく熟してくれたため、雨が多い年なんかよりはしっかりした味わいを作ることができていると思います。

ヴァニョーニでは、赤30%減、白15%減とのことでした。赤の方は葡萄が黒葡萄なので日の光を取り入れすぎて干からびたりした葡萄が多くあったそうです。残念ですね。

ともあれ今年も飲み心地のよいヴェルナッチャが飲めます!

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nobufico at 04:39|PermalinkComments(39) エノテカイタリアーナな日々? 

2013年04月06日

IGT トスカーナ ヴェルメンティーノ・ネーロ “ヴェルネーロ” SCURTAROLA

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名称IGT Toscana rosso"VERNERO"
収穫年2005年
カテゴリーIGT
品種ヴェルメンティーノ・ネーロ種
生産地域トスカーナ州マッサ・カッラーラ県
生産者SCURTAROLA
料理猪などのラグーパスタ、豚、牛肉のグリル
コメントブラック・チェリー、プラム、丁子、スパイス、ほろ苦さ、スムーズなアタック、マニキュア、酸味のある香り、動物臭のニュアンス、バランスの良い
皆さん、こんにちは。シエナは春がようやく訪れて暖かい日々が。。。。といいたいところですが、雨の日が多く、それも少し寒い日が続いている状況です!
春らしい日が待ち遠しいです。

7日の日曜日から、いよいよイタリア最大のワインの見本市“VINITALY”(ヴィーニタリー)がヴェローナで始まります。
エノテカイタリアーナの出展ブースは8番トスカーナの16Bスタンドです。
僕は今回もシエナ店舗の残留組(笑)なので初日の日曜日だけの参戦です!
1日ですがいろんな生産者と会える機会なので楽しみです!

さて、今回ご紹介するワインはトスカーナ州の赤辛口。ヴェルメンティーノ・ネーロと呼ばれる今では希少な品種のワインです。

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トスカーナ州10県の最北、リグーリア州と接するマッサ・カッラーラ県のスクルタローラ社。150年ほど前からロリエリ家のファミリーは、このアプアーネ山の麓、コッリ・ディ・カンディア(カンディアの丘)でワイン生産を行ってきました。

ワイン生産における信念は、伝統品種に価値を与えること。
トスカーナワインをエノテカではたくさん試飲してきましたが、強い個性を感じることのできるワイナリーの一つです。国際色を意識した華やかなワイナリーも多い中、地元に密着した個性的なワインを産出します。

第二次世界大戦後葬られた品種でありながら、1987年にロリエリ家は知人の勧告からヴェルメンティーノ・ネーロの品種を育成し、単一で生産を行います。それは彼らの父や祖父が愛したブドウでもあったのです。
こうして1989年、スクルタローラのヴェルメンティーノ・ネーロ、“ヴェルネーロ”が誕生。
生産性はあまり優れていないため、2005年も2056本という少数のみの生産。

ほのかにほろ苦さを感じる果実味が豊かで綺麗な赤です。白もエノテカ取り扱いで2種あり、1981年DOC登録のカンディア・デイ・コッリ・アプアーニとIGTのヴェルメンティーノですがどちらも“地”を感じる白でお勧めです。

このワイナリーは、同僚ソムリエの推しもあるところですが日本にはまだ入っていません。行ってみたいワイナリーの一つでもあります!

機会があればぜひエノテカイタリアーナでお試しください!

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nobufico at 06:04|PermalinkComments(57) トスカーナ | IGT