2013年02月
2013年02月23日
特集・植竹シェフと行く美食ツアーその4 バローロ、サンドローネ訪問!
皆さんこんにちは!
植竹シェフといく美食&ワイナリーツアーも後半!
午前中のバルバレスコ“ガヤ”の訪問後、バローロ“ルチアーノ・サンドローネ”でランチ試飲会です!
バローロ地区の中心部に畑を所有する“ルチアーノ・サンドローネ”は1978年に設立されました。
テロワール、伝統と近代醸造技術、クオリティーを求める意思によってサンドローネのワインは生産されています。
過去記事→バローロ
バローロは250以上の生産者たち(ボトル詰めも行う生産者)がいます。

とても綺麗な佇まいのワイナリー!

プランツォ(ランチ)の部屋に案内されて入ってみると、オーナーのルチャーノさんがいらっしゃいました。
なにやら作業をしていますが、これは少量のワインをグラスに入れて、グラスごとに移して行き、味(香り)をグラスの内側に馴染ませているのです。(グラス自体の香りを消してよりワインの香りを引き立たせる)オーナー自らそんな心遣いをするなんて・・感無量です!



なんとナプキンにつつまれたラヴィオリ^^ルチャーノさんのお手製です!

試飲に用意されたワインはなんと5本!
Dolcetto d'Alba 2011 ドルチェット種
Nebbiolo d'Alba 2010 ネッビオーロ種
Barbera d'Alba 2010 バルベーラ種
Barolo "Le Vigne" 2008 ネッビオーロ種
Barolo "Cannubi Boschis" 2008 ネッビオーロ種

手前はお嬢さんのバルバラさん。
食事を楽しみながら、バローロ地区のお勉強!トスカーナと違うのは、ワインの生産において畑や地区名の認識(意識)が高いこと。地図で色分けされていますが、バローロのクリュ(例えばCEREQUIOチェレクイオ,CANNUBIカンヌービ,BUSSIAブッシアなど)は全部で170以上あります!そんなに多いんですね!?知りませんでした!

バローロのマップです!
サンドローネのワイナリーは村の中心近くの、カンヌービにあります。
カンヌービの畑にも名前がつけられています。
「MUSCATEL」
「S.LORENZO」
「VALLETTA」
「BOSCHIS」
となっています。
僕が指をさしているところは、とある有名な生産者の畑のところです!(次回登場しますよ!)

食後は畑とカンティーナを見せていただきました。
写真はワイナリーのすぐ裏手に広がるカンヌービの畑!
ガヤさんでもサンドローネさんでも言われたことが、「あなたたちは、とても運がいい!なぜならこんなに良い天気だから」
通常このあたりは天気がこのように晴れ渡ることは少ないそうです。さらによく霧(イタリア語でネッビア)もでているとのこと。
これらの霧からネッビオーロという品種名がついたといわれるほどです。
連日本当に天気に恵まれよかった^^
ただバルバラさんは雪に降ってほしがってました。そうすることで冬季、土壌の地下に水分が貯まってブドウの生育期にも良い効果を与えるとか。なるほど!生育期は雨は少ないほう(少なすぎてもだめ)が良いけど、地下の水分は無きゃ困るってことですね。これはトスカーナももちろん同じです!

とても近代的な醸造所。工程は上の階から下の階にワインを移していく重力式。
(つまりポンプでワインをタンクから移動させるのではなくて、なるべく重力で上から下へ流すやり方。余計なストレスをワインに与えない目的)
ドルチェット以外のボトルは全て木の樽熟成が行われますが、バリック(225L)ではなくトノーというフランス製の500Lの樽を使用します。
バローロ、カンヌービ・ボスキスは24ヶ月のトノー、20ヶ月のボトル内熟成。

バルバラさんの案内でセラーの奥の部屋へ。
ここはとても特別なボトルのセラーとのこと。よく見てみるとボトルにはラベルがまだしてありません。

実は毎年のバローロの生産の約10%はこのセラーに置かれ、8〜10年ほど経った時に初めてラベルが与えられ出荷となります。
これは「SIBI ET PAUCIS」(シビ・エ・パウチス)というプロジェクトで、本来熟成した状態で飲まれるべきバローロの本質を求めたアイデアだそうです。つまり、長期間サンドローネのワイナリーの管理下でゆっくり熟成を行ったという品質保証のある熟成済みバローロたち、ということになります。

今年は2003年がリリースされたようです。
右下のマーク「Sibi et Paucis」は意訳すると「わずかな方たちにだけ、とっておきを」というような意味合いのラテン語です。
このようなアイデアはいままで聞いたことがなく、皆さん興味津々!
本当に大満足の楽しいワイナリーツアーでした!
次回は植竹シェフと1ツ星のリストランテのコラボディナーです!ガヤ、サンドローネ訪問後の夕食ですが、すんごいバローロも登場します!お楽しみに!
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植竹シェフといく美食&ワイナリーツアーも後半!
午前中のバルバレスコ“ガヤ”の訪問後、バローロ“ルチアーノ・サンドローネ”でランチ試飲会です!

名称 | Barolo DOCG "CANNUBI BOSCHIS" |
収穫年 | 2008 年 |
カテゴリー | DOCG |
品種 | ネッビオーロ種 |
生産地域 | ピエモンテ州クーネオ県バローロ 生産者LUCIANO SANDRONE社 |
料理 | しっかりした味わいのセコンド、ジビエ、熟成チーズ |
コメント |
テロワール、伝統と近代醸造技術、クオリティーを求める意思によってサンドローネのワインは生産されています。
過去記事→バローロ
バローロは250以上の生産者たち(ボトル詰めも行う生産者)がいます。

とても綺麗な佇まいのワイナリー!

プランツォ(ランチ)の部屋に案内されて入ってみると、オーナーのルチャーノさんがいらっしゃいました。
なにやら作業をしていますが、これは少量のワインをグラスに入れて、グラスごとに移して行き、味(香り)をグラスの内側に馴染ませているのです。(グラス自体の香りを消してよりワインの香りを引き立たせる)オーナー自らそんな心遣いをするなんて・・感無量です!



なんとナプキンにつつまれたラヴィオリ^^ルチャーノさんのお手製です!

試飲に用意されたワインはなんと5本!
Dolcetto d'Alba 2011 ドルチェット種
Nebbiolo d'Alba 2010 ネッビオーロ種
Barbera d'Alba 2010 バルベーラ種
Barolo "Le Vigne" 2008 ネッビオーロ種
Barolo "Cannubi Boschis" 2008 ネッビオーロ種

手前はお嬢さんのバルバラさん。
食事を楽しみながら、バローロ地区のお勉強!トスカーナと違うのは、ワインの生産において畑や地区名の認識(意識)が高いこと。地図で色分けされていますが、バローロのクリュ(例えばCEREQUIOチェレクイオ,CANNUBIカンヌービ,BUSSIAブッシアなど)は全部で170以上あります!そんなに多いんですね!?知りませんでした!

バローロのマップです!
サンドローネのワイナリーは村の中心近くの、カンヌービにあります。
カンヌービの畑にも名前がつけられています。
「MUSCATEL」
「S.LORENZO」
「VALLETTA」
「BOSCHIS」
となっています。
僕が指をさしているところは、とある有名な生産者の畑のところです!(次回登場しますよ!)

食後は畑とカンティーナを見せていただきました。
写真はワイナリーのすぐ裏手に広がるカンヌービの畑!
ガヤさんでもサンドローネさんでも言われたことが、「あなたたちは、とても運がいい!なぜならこんなに良い天気だから」
通常このあたりは天気がこのように晴れ渡ることは少ないそうです。さらによく霧(イタリア語でネッビア)もでているとのこと。
これらの霧からネッビオーロという品種名がついたといわれるほどです。
連日本当に天気に恵まれよかった^^
ただバルバラさんは雪に降ってほしがってました。そうすることで冬季、土壌の地下に水分が貯まってブドウの生育期にも良い効果を与えるとか。なるほど!生育期は雨は少ないほう(少なすぎてもだめ)が良いけど、地下の水分は無きゃ困るってことですね。これはトスカーナももちろん同じです!

とても近代的な醸造所。工程は上の階から下の階にワインを移していく重力式。
(つまりポンプでワインをタンクから移動させるのではなくて、なるべく重力で上から下へ流すやり方。余計なストレスをワインに与えない目的)
ドルチェット以外のボトルは全て木の樽熟成が行われますが、バリック(225L)ではなくトノーというフランス製の500Lの樽を使用します。
バローロ、カンヌービ・ボスキスは24ヶ月のトノー、20ヶ月のボトル内熟成。

バルバラさんの案内でセラーの奥の部屋へ。
ここはとても特別なボトルのセラーとのこと。よく見てみるとボトルにはラベルがまだしてありません。

実は毎年のバローロの生産の約10%はこのセラーに置かれ、8〜10年ほど経った時に初めてラベルが与えられ出荷となります。
これは「SIBI ET PAUCIS」(シビ・エ・パウチス)というプロジェクトで、本来熟成した状態で飲まれるべきバローロの本質を求めたアイデアだそうです。つまり、長期間サンドローネのワイナリーの管理下でゆっくり熟成を行ったという品質保証のある熟成済みバローロたち、ということになります。

今年は2003年がリリースされたようです。
右下のマーク「Sibi et Paucis」は意訳すると「わずかな方たちにだけ、とっておきを」というような意味合いのラテン語です。
このようなアイデアはいままで聞いたことがなく、皆さん興味津々!
本当に大満足の楽しいワイナリーツアーでした!
次回は植竹シェフと1ツ星のリストランテのコラボディナーです!ガヤ、サンドローネ訪問後の夕食ですが、すんごいバローロも登場します!お楽しみに!
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2013年02月22日
特集・植竹シェフと行く美食ツアーその3 ガヤ訪問!
皆さんこんにちは!
シエナ県では各銘醸地の見本市の真っ只中!日曜日はブルネッロ・ディ・モンタルチーノの見本市に行ってきます。
さて前回からの続き。1月のツアー後編!
ピエモンテはアルバのワイナリー、バルバレスコ“ガヤ”とバローロ“ルチアーノ・サンドローネ”を訪問しました。
1859年にジョヴァンニ・ガヤ氏によって設立されたワイナリーで、ひ孫にあたるアンジェロ・ガヤ氏が現在の当主です。
1900年代、人々はバローロの土地をこぞって手に入れようとしましたが、ガヤ家はバルバレスコの土地の可能性を信じ、畑と人々を愛し続けました。そのおかげでガヤ家はバルバレスコの中でもすばらしい土地・畑を多く所有することができました。
現在に至るまでバルバレスコだけでなく、イタリアワインの世界的な地位向上に大きく貢献した偉大なワイナリーの1つです。
過去記事→バルバレスコ



なんとお嬢さんのガイア・ガヤさん(Gaia Gaja)さんが自らカンティーナ案内をしてくれました!
バルバレスコは人口600人ほど、4つのレストランがありそのうち2つがミシュランの星付きのお店だそうです。
DOCGバルバレスコの生産者は100ほど。多くの方がワイン生産に従事しているそうです。
ガヤでは、約60人いるスタッフ(1ワイナリーとしてはかなり多い)のほとんどが2世代目の方々。収穫の時だけではなく年中ともに働きワインの生産に携わってもらっているとのこと。
冬季の仕事が少ないときは、土壌を造る仕事を任せているそうです。(肥やしやブドウの木を裁断して肥料をつくり自分たちで半永久的な土壌還元をおこなっているとか。)
1年を通して働くことで、ガヤのワイン造りのセオリーや意思を共有して理解できるというメリットがあるという考えです。


アンジェロ・ガヤ氏の革新的な醸造改革
ピエモンテにおけるバリックの導入。
1969年にピエモンテの誰もが耳を疑ったネッビオーロをバリック樽で熟成させるという当時では革新的な熟成方法を取り入れます。
小樽熟成によってエレガントに仕上がる彼らのワインは世界中のワインファンを虜にし、瞬く間にGAJAの名を世界に知らしめました。
以下(記憶違いがあったらごめんなさい。汗)
ガヤのバルバレスコは14つの畑ごとにワインを醸造・大樽で熟成。
1年後ブレンドし、実試飲(アンジェロ氏、ガイアさん、醸造家、醸造補佐)の4人で行ったあとバリックでさらに1年間熟成を行い仕上げていきます。
※HPがないので正確な情報が。。ネットにあったワイン情報では1年バリック後に大樽1年とありましたが、見学した工程からして逆だと思います。

ガヤ家の歴史がわかるギャラリースペースも設けられていました。

彼らの白シャルドネ100%の“ガイア・エ・レイ”というボトルのラベル写真です。ガイアは彼女、レイはガイアさんのお祖母さんのお名前です。
他にもガヤ家の敷地内で営業していたトラットリアのワインメニューの写真も飾られていました。半世紀以上前のものだったと思いますが、ガヤ家はバルバレスコのワインを畑ごとに値段を変えて販売していたそうです。かなり古くからクリュ(単一畑)の発想を持っていたということです。とても興味深いですね!


モダンな試飲ルームから見渡すアルバの景色。


信じられないような試飲ワインリストです!

イタリアワイン界の帝王とも呼ばれるガイアさんの父、アンジェロ・ガヤ氏も迎えてくれました!
自分にとっても感動の瞬間!

植竹シェフもアンジェロ・ガヤ氏と2ショット!
日本人の繊細な味覚についてお話いただきました。築地の話はいろいろな所でされているようで、本当に日本のことをよくご存知で驚きました!以前は日本にもよくいらしていたようですが、今は娘さんのガイアさんに任せているとのことでした。
植竹シェフ、僕も含め皆さん、忘れられないひと時となりました。
ガヤ家は、トスカーナにもワイナリーを所有しています。モンタルチーノでは、ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータ。ボルゲリではカマルカンダというワイナリーです。
ガイアさんもトスカーナに来ることがあるようでしたので、ぜひいつかワイナリーにもお邪魔してみたいと思います!
次回はツアー最終章!
サンドローネ訪問と植竹シェフとミシュラン1ツ星リストランテのコラボディナーです!ではでは
ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA
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シエナ県では各銘醸地の見本市の真っ只中!日曜日はブルネッロ・ディ・モンタルチーノの見本市に行ってきます。
さて前回からの続き。1月のツアー後編!
ピエモンテはアルバのワイナリー、バルバレスコ“ガヤ”とバローロ“ルチアーノ・サンドローネ”を訪問しました。

名称 | Barbaresco DOC |
収穫年 | 1978 年 |
カテゴリー | DOC |
品種 | ネッビオーロ種 |
生産地域 | ピエモンテ州クーネオ県バルバレスコ 生産者GAJA社 |
料理 | 繊細なセコンド、ジビエ |
コメント |
1900年代、人々はバローロの土地をこぞって手に入れようとしましたが、ガヤ家はバルバレスコの土地の可能性を信じ、畑と人々を愛し続けました。そのおかげでガヤ家はバルバレスコの中でもすばらしい土地・畑を多く所有することができました。
現在に至るまでバルバレスコだけでなく、イタリアワインの世界的な地位向上に大きく貢献した偉大なワイナリーの1つです。
過去記事→バルバレスコ



なんとお嬢さんのガイア・ガヤさん(Gaia Gaja)さんが自らカンティーナ案内をしてくれました!
バルバレスコは人口600人ほど、4つのレストランがありそのうち2つがミシュランの星付きのお店だそうです。
DOCGバルバレスコの生産者は100ほど。多くの方がワイン生産に従事しているそうです。
ガヤでは、約60人いるスタッフ(1ワイナリーとしてはかなり多い)のほとんどが2世代目の方々。収穫の時だけではなく年中ともに働きワインの生産に携わってもらっているとのこと。
冬季の仕事が少ないときは、土壌を造る仕事を任せているそうです。(肥やしやブドウの木を裁断して肥料をつくり自分たちで半永久的な土壌還元をおこなっているとか。)
1年を通して働くことで、ガヤのワイン造りのセオリーや意思を共有して理解できるというメリットがあるという考えです。


アンジェロ・ガヤ氏の革新的な醸造改革
ピエモンテにおけるバリックの導入。
1969年にピエモンテの誰もが耳を疑ったネッビオーロをバリック樽で熟成させるという当時では革新的な熟成方法を取り入れます。
小樽熟成によってエレガントに仕上がる彼らのワインは世界中のワインファンを虜にし、瞬く間にGAJAの名を世界に知らしめました。
以下(記憶違いがあったらごめんなさい。汗)
ガヤのバルバレスコは14つの畑ごとにワインを醸造・大樽で熟成。
1年後ブレンドし、実試飲(アンジェロ氏、ガイアさん、醸造家、醸造補佐)の4人で行ったあとバリックでさらに1年間熟成を行い仕上げていきます。
※HPがないので正確な情報が。。ネットにあったワイン情報では1年バリック後に大樽1年とありましたが、見学した工程からして逆だと思います。

ガヤ家の歴史がわかるギャラリースペースも設けられていました。

彼らの白シャルドネ100%の“ガイア・エ・レイ”というボトルのラベル写真です。ガイアは彼女、レイはガイアさんのお祖母さんのお名前です。
他にもガヤ家の敷地内で営業していたトラットリアのワインメニューの写真も飾られていました。半世紀以上前のものだったと思いますが、ガヤ家はバルバレスコのワインを畑ごとに値段を変えて販売していたそうです。かなり古くからクリュ(単一畑)の発想を持っていたということです。とても興味深いですね!


モダンな試飲ルームから見渡すアルバの景色。


信じられないような試飲ワインリストです!

イタリアワイン界の帝王とも呼ばれるガイアさんの父、アンジェロ・ガヤ氏も迎えてくれました!
自分にとっても感動の瞬間!

植竹シェフもアンジェロ・ガヤ氏と2ショット!
日本人の繊細な味覚についてお話いただきました。築地の話はいろいろな所でされているようで、本当に日本のことをよくご存知で驚きました!以前は日本にもよくいらしていたようですが、今は娘さんのガイアさんに任せているとのことでした。
植竹シェフ、僕も含め皆さん、忘れられないひと時となりました。
ガヤ家は、トスカーナにもワイナリーを所有しています。モンタルチーノでは、ピエーヴェ・サンタ・レスティトゥータ。ボルゲリではカマルカンダというワイナリーです。
ガイアさんもトスカーナに来ることがあるようでしたので、ぜひいつかワイナリーにもお邪魔してみたいと思います!
次回はツアー最終章!
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2013年02月11日
特集・植竹シェフと行く美食ツアーその2 オルネッライア・サッシカイア訪問!
皆さんこんにちは!
2月に入ってシエナは1年で一番冷え込む時期を迎えています。
先週に引き続き、1月のツアーのつづき!
トスカーナはボルゲリのワイナリー“オルネッライア”と“サッシカイア”に訪問しました。
トスカーナに26代続くアンティノーリ家のロドヴィコ・アンティノーリが1981年に創業したワイナリー。
1985年より現行のオルネッライア、1986年よりマッセートを生産。
97年よりセッレ・ヌオーヴェを生産。
99年よりカリフォルニアのロバート・モンダヴィ社がパートナーに。
2002年からはフレスコバルディ家とモンダヴィ社の所有。2005年よりフレスコバルディ家の所有となる。
サッシカイア、ソライアとともに並び称される3大アイアの1つ。
マロラクティック醗酵は主にオーク材のバリック樽(新樽70%、1年樽30%)にて行い、 ワインは完全温度管理されたセラーにて合計18ヶ月間バリック熟成。 熟成期間中12ヵ月過ぎた段階でブレンドを行い、再びバリック樽にて6ヶ月の熟成。その後瓶詰めをし更に12ヶ月間の瓶熟成を行い出荷。


オルネッライアの正面入り口。心配していた天気も良好!



こんなエレガントなセラーはいまだかつてみたことがありません!(笑)

陽の注ぐガーデン隣のテイスティングルームにて。

醸造所見学の後、ベースのサンジョヴェーゼブレンドのレ・ヴォルテから4種の試飲!
ガイドはエクスポートマネージャーのGIOVANNI MAZZONIジョヴァンニ・マッツォーニさん。

セカンドラベル(トップの2番手)ならぬ、セカンドワイン(構成として2番目に飲むべき)のセッレ・ヌオーヴェは、メルロー45、カベルネ・ソーヴォニョン41、カベルネ・フラン5、プティ・ヴェルド9のブレンド。
オルネッライアは2009のみならず、なんと2004年も試飲させていただきました!
贅沢な試飲でした!
つづいて同地区にあるテヌータ・サン・グイドへ

1920年代地元インチーザ家でピサの学生だったマリオ・インチーザ侯爵がボルドースタイルのワインをトスカーナで造り上げることを夢見る。
1940年代にカベルネ・ソーヴィニョンを植え始め、61年にはアンティノーリ家の醸造責任者を30年に渡り務めたピエモンテ出身のジャコモ・タキス氏を招聘。
68年にアンティノーリ家ピエロ・アンティノーリ侯爵の大きな協力のもと市場へ。
78年にはイギリス、デキャンタ誌のブラインドでシャトー・マルゴーを押さえプレミアムに輝く。
以降、世界中で高評価を得て、多くのファンを獲得。イタリアブランドワインとしての地位を確立した。



24ヶ月のバリック熟成。およそ4ヶ月おきに中のワインを移動させ、丁寧に中を清掃し再びバリックに戻すという作業を行うとのこと!現地に行かなきゃわからない情報です!


サッシカイアのワイナリーで醸造所見学、テイスティングを担当してくれたELENA BRACHINIエレナ・ブラキーニさん。
※なんでも学生時代シエナに7年ほど住んでいたそうです!


サッシカイアの畑のポジション、環境の説明。


左から
所有のサルデーニャPUNICA社のバッルアBARRUA
カリニャーノ
レ・ディフェーゼLE DIFESEは防御というようなニュアンスですがラベルにある猪の牙のことを指す言葉。
カベルネ70にサンジョヴェーゼ30
近くの礼拝所をラベルにしたグイダルベルトGUIDALBERTO
カベルネ60にメルロー40
まさにボルゲリトップワイナリーの2社訪問、天気にもおおいに恵まれ植竹シェフをはじめ皆さん大満足の一日でした!この日の夜はバスでピエモンテ・アルバへの移動!
次回はバルバレスコ・バローロのワイナリー訪問アップです、お楽しみに!
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2月に入ってシエナは1年で一番冷え込む時期を迎えています。
先週に引き続き、1月のツアーのつづき!
トスカーナはボルゲリのワイナリー“オルネッライア”と“サッシカイア”に訪問しました。

名称 | Bolgheri Superiore DOC "ORNELLAIA" |
収穫年 | 2004 年 |
カテゴリー | DOC |
品種 | カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー25%、カベルネ・フラン12%、プティ・ヴェルド3% |
生産地域 | トスカーナ州リヴォルノ県ボルゲリ、カスタニェート・カルドゥッチ 生産者TENUTA DELL'ORNELLAIA社 |
料理 | 牛の煮込み、しっかりした味わいのセコンド |
コメント |
1985年より現行のオルネッライア、1986年よりマッセートを生産。
97年よりセッレ・ヌオーヴェを生産。
99年よりカリフォルニアのロバート・モンダヴィ社がパートナーに。
2002年からはフレスコバルディ家とモンダヴィ社の所有。2005年よりフレスコバルディ家の所有となる。
サッシカイア、ソライアとともに並び称される3大アイアの1つ。
マロラクティック醗酵は主にオーク材のバリック樽(新樽70%、1年樽30%)にて行い、 ワインは完全温度管理されたセラーにて合計18ヶ月間バリック熟成。 熟成期間中12ヵ月過ぎた段階でブレンドを行い、再びバリック樽にて6ヶ月の熟成。その後瓶詰めをし更に12ヶ月間の瓶熟成を行い出荷。


オルネッライアの正面入り口。心配していた天気も良好!



こんなエレガントなセラーはいまだかつてみたことがありません!(笑)

陽の注ぐガーデン隣のテイスティングルームにて。

醸造所見学の後、ベースのサンジョヴェーゼブレンドのレ・ヴォルテから4種の試飲!
ガイドはエクスポートマネージャーのGIOVANNI MAZZONIジョヴァンニ・マッツォーニさん。

セカンドラベル(トップの2番手)ならぬ、セカンドワイン(構成として2番目に飲むべき)のセッレ・ヌオーヴェは、メルロー45、カベルネ・ソーヴォニョン41、カベルネ・フラン5、プティ・ヴェルド9のブレンド。
オルネッライアは2009のみならず、なんと2004年も試飲させていただきました!
贅沢な試飲でした!
つづいて同地区にあるテヌータ・サン・グイドへ


名称 | Bolgheri Sassicaia DOC "SASSICAIA" |
収穫年 | 2009年 |
カテゴリー | DOC |
品種 | カベルネ・ソーヴィニョン85%、カベルネ・フラン15% |
生産地域 | トスカーナ州リヴォルノ県ボルゲリ、カスタニェート・カルドゥッチ 生産者TENUTA SAN GUIDO社 |
料理 | 牛の煮込み、しっかりした味わいのセコンド |
コメント |
1940年代にカベルネ・ソーヴィニョンを植え始め、61年にはアンティノーリ家の醸造責任者を30年に渡り務めたピエモンテ出身のジャコモ・タキス氏を招聘。
68年にアンティノーリ家ピエロ・アンティノーリ侯爵の大きな協力のもと市場へ。
78年にはイギリス、デキャンタ誌のブラインドでシャトー・マルゴーを押さえプレミアムに輝く。
以降、世界中で高評価を得て、多くのファンを獲得。イタリアブランドワインとしての地位を確立した。



24ヶ月のバリック熟成。およそ4ヶ月おきに中のワインを移動させ、丁寧に中を清掃し再びバリックに戻すという作業を行うとのこと!現地に行かなきゃわからない情報です!


サッシカイアのワイナリーで醸造所見学、テイスティングを担当してくれたELENA BRACHINIエレナ・ブラキーニさん。
※なんでも学生時代シエナに7年ほど住んでいたそうです!


サッシカイアの畑のポジション、環境の説明。


左から
所有のサルデーニャPUNICA社のバッルアBARRUA
カリニャーノ
レ・ディフェーゼLE DIFESEは防御というようなニュアンスですがラベルにある猪の牙のことを指す言葉。
カベルネ70にサンジョヴェーゼ30
近くの礼拝所をラベルにしたグイダルベルトGUIDALBERTO
カベルネ60にメルロー40
まさにボルゲリトップワイナリーの2社訪問、天気にもおおいに恵まれ植竹シェフをはじめ皆さん大満足の一日でした!この日の夜はバスでピエモンテ・アルバへの移動!
次回はバルバレスコ・バローロのワイナリー訪問アップです、お楽しみに!
ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA
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2013年02月05日
特集・植竹シェフと行く美食ツアーその1 エノテカ・ピンキオッリでワインセレクト!
皆さんこんにちは!2013年も早いもので12分の1が過ぎ去りました(早いですね!)。
皆さんはいかがお過ごしになられたでしょうか?
1月後半はイタリアのワイン生活でも”出会い”に恵まれとても充実してましたので、徐々にアップしていきますね!
まずは1月16日からの有名シェフと行く美食とワイナリーツアー同行のお仕事のご報告!

リストランテ “カノビアーノ” シェフ 植竹隆政
イタリア、日本国内で経験を積まれた後、1999年東京・恵比寿にリストランテCANOVIANO(カノビアーノ)をオープン。2007年にオープンの六本木ミッドタウン「カノビアーノ・カフェ」も含め日本全国に10店舗以上展開する。
バター、生クリームなどの動物性油脂、ニンニク、唐辛子を使用せず、素材の味わいを最大限に引き出す自然派イタリアン。
ツアーの趣旨は、まさにシェフと行く美食とワインの旅!
今回はトスカーナ・ボルゲリとピエモンテ・アルバのトップワイナリー訪問が4軒あったこともあって、ミシュラン星付きリストランテでの食事の際のワインセレクトとワイナリーでのソムリエアテンドとしてお話をいただきました。(今思い出してもすごい話です。笑)
16日、夜フィレンツェのホテルにて合流。
早速夕食に行きました。

エノテカ・ピンキオッリ
イタリア国内に7つしかないミシュラン3ツ星(トスカーナでは唯一)のリストランテです。


エノテカ・ピンキオッリでのワインセレクト!ボリュームのあるリストに世界のトップラベルが並んでいるといういまだかつて体験したことのないリストでした!

料理は8皿。メインは鳥、鳩でしたがプリモまでは魚介もあり、フランチャコルタ発泡酒→アルトアディジェの白→ブルネッロというアッビナメントにしました。
これから始まるツアーの開演にふさわしくフランチャコルタの重鎮ベッラヴィスタ社の中のヴィットーリオ・モレッティというオーナーの名が刻まれたスペシャルキュベをセレクト!
Franciacorta riserva Vittorio Moretti 2004 Bellavista
白は北アルトアディジェの信頼性抜群テルラーノ社の数ある名ワインの中でも上品でボリュームのあるセレクションを!
Altoadige "NOVA DOMUS" 2009 Cantina Terlan
赤はブルネッロの中の5haのみで良年しかつくらない世界的な評価のあるチェルバイオーナより、97年というモンタルチーノ5ツ星の年のものをセレクト!
Brunello di Montalcino 1997 Cerbaiona - Diego molinari

また、最後にオーナーのジョルジオ・ピンキオッリさんがエノテカ・ピンキオッリ特注のスペシャルキュベを我々のためにご馳走してくれました。
フィレンツェ出身の世界的デザイナー、ステファノ・リッチ氏のデザインのボトルで毎回中のワインが変わるそうです。
前回はエノロゴ、ヴィットーリオ・フィオーレのポッジョ・スカレッテ社が生産。
→関連記事ヴィットーリオ・フィオーレ
今回はスーパートスカーナ“オレーノ”などでも知られるアレッツォ県のセッテ・ポンティ社。ご馳走していただいたもの。
→過去記事セッテポンティ
次回は秘密ですが、モンタルチーノのワイナリーになるだろうとのことでした。
エノテカ・ピンキオッリためだけに造られる年間800本のマグナムボトル。こんなワインが存在していたとは知りませんでした。
総評。オスピタリティがすばらしい。(イタリアの通常のサービスになれているとよりすごく感じます笑)
扱うワインもさることながら、料理も緻密に計算されて考案されたもので味わい深くどれも本当に美味しかったです。創造性が高い料理もあって説明がないとどのように食べたらいいかわからないようなものも(笑)
食後にはエノテカのセラーにも案内してくれました。12万本の在庫を持つ、レストランとしては世界一の規模。
植竹シェフとツアー参加者の皆さん、まさに感動の初日夕食会でした!!
次回は翌日のはボルゲリのトップワイナリー2軒訪問のご報告です!お楽しみに!
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皆さんはいかがお過ごしになられたでしょうか?
1月後半はイタリアのワイン生活でも”出会い”に恵まれとても充実してましたので、徐々にアップしていきますね!
まずは1月16日からの有名シェフと行く美食とワイナリーツアー同行のお仕事のご報告!

リストランテ “カノビアーノ” シェフ 植竹隆政
イタリア、日本国内で経験を積まれた後、1999年東京・恵比寿にリストランテCANOVIANO(カノビアーノ)をオープン。2007年にオープンの六本木ミッドタウン「カノビアーノ・カフェ」も含め日本全国に10店舗以上展開する。
バター、生クリームなどの動物性油脂、ニンニク、唐辛子を使用せず、素材の味わいを最大限に引き出す自然派イタリアン。
ツアーの趣旨は、まさにシェフと行く美食とワインの旅!
今回はトスカーナ・ボルゲリとピエモンテ・アルバのトップワイナリー訪問が4軒あったこともあって、ミシュラン星付きリストランテでの食事の際のワインセレクトとワイナリーでのソムリエアテンドとしてお話をいただきました。(今思い出してもすごい話です。笑)
16日、夜フィレンツェのホテルにて合流。
早速夕食に行きました。

エノテカ・ピンキオッリ
イタリア国内に7つしかないミシュラン3ツ星(トスカーナでは唯一)のリストランテです。


エノテカ・ピンキオッリでのワインセレクト!ボリュームのあるリストに世界のトップラベルが並んでいるといういまだかつて体験したことのないリストでした!

料理は8皿。メインは鳥、鳩でしたがプリモまでは魚介もあり、フランチャコルタ発泡酒→アルトアディジェの白→ブルネッロというアッビナメントにしました。
これから始まるツアーの開演にふさわしくフランチャコルタの重鎮ベッラヴィスタ社の中のヴィットーリオ・モレッティというオーナーの名が刻まれたスペシャルキュベをセレクト!
Franciacorta riserva Vittorio Moretti 2004 Bellavista
白は北アルトアディジェの信頼性抜群テルラーノ社の数ある名ワインの中でも上品でボリュームのあるセレクションを!
Altoadige "NOVA DOMUS" 2009 Cantina Terlan
赤はブルネッロの中の5haのみで良年しかつくらない世界的な評価のあるチェルバイオーナより、97年というモンタルチーノ5ツ星の年のものをセレクト!
Brunello di Montalcino 1997 Cerbaiona - Diego molinari

また、最後にオーナーのジョルジオ・ピンキオッリさんがエノテカ・ピンキオッリ特注のスペシャルキュベを我々のためにご馳走してくれました。
フィレンツェ出身の世界的デザイナー、ステファノ・リッチ氏のデザインのボトルで毎回中のワインが変わるそうです。
前回はエノロゴ、ヴィットーリオ・フィオーレのポッジョ・スカレッテ社が生産。
→関連記事ヴィットーリオ・フィオーレ
今回はスーパートスカーナ“オレーノ”などでも知られるアレッツォ県のセッテ・ポンティ社。ご馳走していただいたもの。
→過去記事セッテポンティ
次回は秘密ですが、モンタルチーノのワイナリーになるだろうとのことでした。
エノテカ・ピンキオッリためだけに造られる年間800本のマグナムボトル。こんなワインが存在していたとは知りませんでした。
総評。オスピタリティがすばらしい。(イタリアの通常のサービスになれているとよりすごく感じます笑)
扱うワインもさることながら、料理も緻密に計算されて考案されたもので味わい深くどれも本当に美味しかったです。創造性が高い料理もあって説明がないとどのように食べたらいいかわからないようなものも(笑)
食後にはエノテカのセラーにも案内してくれました。12万本の在庫を持つ、レストランとしては世界一の規模。
植竹シェフとツアー参加者の皆さん、まさに感動の初日夕食会でした!!
次回は翌日のはボルゲリのトップワイナリー2軒訪問のご報告です!お楽しみに!
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