2010年06月
2010年06月23日
DOCG モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ リゼルヴァ “ピエルーニ”
名称 | montepulciano d'abruzzo colline teramane DOCG riserva "pieluni" |
収穫年 | 2006年 |
カテゴリー | DOCG |
品種 | モンテプルチアーノ種100% |
生産地域 | アブルッツォ州 生産者ILLUMINATI DINO社 |
料理 | 赤身肉のグリルやロースト料理、地元の子羊の料理など |
コメント | 綺麗なガーネット色、ゆったりと滑らかなアタック、熟したプラム、充実した果実味、溶けたヴァニラの甘美な柔らかみ、優雅で心地よい余韻 |
イタリアは予選で2引き分けということで、元気がなく、国民もしょんぼり気味。バッジョやデルピエロ、トッティみたいなスターもいないし、ちょっと高年齢化も進んで厳しいかもしれないなあ。(うまくいけば日本対イタリアも見れると期待していたけど)
ちなみにエノテカイタリアーナは、イタリア代表キャンプ地のイベント会場のブースとして出展されてます。(ワインも沢山空輸しました^^;誰がのむんだろうか、記者たち?)
それでは本題へ。。。アブルッツォ州唯一のDOCGがこのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネです。ソムリエ試験を目指す際には覚えなければならないDOCGワインの中でも名前が長くて苦労された方もきっと多いことでしょう。要は『アブルッツォ州のモンテプルチアーノ(葡萄)、テラーモの丘限定』というような意味です。
コッリーネというのが『丘陵』、テラーモ(町)の形容詞が変化してテラマーネとなります。例えば、“斜塔”で有名なトスカーナの観光地ピサ周辺で造られているキアンティは『キアンティ・コッリーネ・ピサーネ』と呼ばれますが、同じくピサの丘陵地といった意味です。
また、モンテプルチアーノという名前が、トスカーナ州のモンテプルチアーノ村(DOCGヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノなどで有名)と混同することがありますが、実際は関係がありません。近年、その名前をめぐって裁判があったそうですが、モンテプルチアーノ・ダブルッツォの“モンテプルチアーノ”は、あくまで葡萄の種の名前ということで認められたそうです。(確かに混乱しかねませんが、、)
さて、このDOCGモンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネは、DOCモンテプルチアーノ・ダブルッツォとは別地区となり、テラーモ県(アブルッツォ州の北部、マルケ州寄り)でのみ、モンテプルチアーノ種を90%以上使用し造られます。DOCのモンテプルチアーノ・ダブルッツォはアブルッツォ州全域で点在した畑で造られていて、生産量も非常に多くキアンティに次いで全国で2番目に多いワインです。生産量で言えば、約1億本。それに対し今回のDOCGモンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネの方は73万本にしか満たないのです。
今回のイルミナーティ・ディーノ社のボトルはモンテプルチアーノ種100%のリゼルヴァです。3年以上の熟成がされ、うち2年間はオーク樽にて熟成されています。今月初旬のVINI BUONI D’ITALIAの方も、ぜひ味見しろ、と勧めてきましたが、実際その通り、かなりクオリティの高いワインでした。DOCGとしては試飲するのは初めてでしたが、イベントでは4、5種類ほどのM・D・C・T(略します笑)がありました。
1つ1つ、DOCG、DOCを試飲していっているけど、先は長いなぁぁ。笑
エノテカで売っているmontepulciano d'abruzzo
http://www.enotecawineshop.it/w2d3/v3/view/
enotecawineshop/ricerca.html?nome_vino=montepulciano+&prezzo_da=&prezzo_
a=&anno_da=&anno_a=&select_tipo=&select_
regione=13&nome_produttore=&btn_cerca_shop=cerca
ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA
http://www.enoteca-italiana.it/w2d3/v3/view/enoteca/enosito2="_blank">
2010年06月12日
エノテカの博物館の写真
今回は写真でエノテカイタリアーナの地下博物館をご紹介します。

まず地下に下る階段を降りていきましょう。1500本ほどの秀逸イタリアワインが綺麗に展示されています。

降りてすぐのフロアは北部のワインが展示されています。
ヴァッレ・ダオスタ州、ピエモンテ州、ロンバルディア州、ヴェネト州、、、

隣のフロアに進むと
トレンティーノ・アルトアディジェ州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、リグーリア州、エミリア・ロマーニャ州に続き、いよいよトスカーナ州です。

ほの暗いひんやりした廊下を抜けて、中部〜南部のワインのフロアへ

引き続きトスカーナ州のワインとウンブリア州、マルケ州のワイン

一番奥のフロアには、ラツィオ州、アブルッツォ州、モリーゼ州、カンパーニア州、プーリア州、バジリカータ州、カラーブリア州、シチリア州と最後にサルデーニャ州です。

まず地下に下る階段を降りていきましょう。1500本ほどの秀逸イタリアワインが綺麗に展示されています。
降りてすぐのフロアは北部のワインが展示されています。
ヴァッレ・ダオスタ州、ピエモンテ州、ロンバルディア州、ヴェネト州、、、

隣のフロアに進むと
トレンティーノ・アルトアディジェ州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、リグーリア州、エミリア・ロマーニャ州に続き、いよいよトスカーナ州です。

ほの暗いひんやりした廊下を抜けて、中部〜南部のワインのフロアへ

引き続きトスカーナ州のワインとウンブリア州、マルケ州のワイン

一番奥のフロアには、ラツィオ州、アブルッツォ州、モリーゼ州、カンパーニア州、プーリア州、バジリカータ州、カラーブリア州、シチリア州と最後にサルデーニャ州です。
2010年06月11日
DOCG キァンティ・クラッシコ リゼルヴァ BADIA A COLTIBUONO
名称 | chianti classico DOCG riserva |
収穫年 | 2006年 |
カテゴリー | DOCG |
品種 | サンジョヴェーゼ種主体 |
生産地域 | トスカーナ州 生産者BADIA A COLTIBUONO社 |
料理 | 赤身肉のロースト、フィレンツェ風ステーキ |
コメント | ガーネット色、熟したプラムなどの果実味、インキ、樽からの上品なヴァニラ香り、カカオ、ソフトでスムーズな飲み口と乾いた酸味が全体を引き締める、バランスの良いサンジョヴェーゼ |
ブドウ栽培は、ビオロジコ(オーガニック)栽培で行われ、除草剤や殺虫剤の使用をできるだけ抑えています。
ワイナリーは年間40万本の生産量。ブドウはサンジョヴェーゼの他、チリエジョーロ、コロリーノ、トレッビアーノ、カナイオーロが栽培されます。
いくつかあったキァンティ・クラッシコのリゼルヴァでもとても飲み心地が良く、サンジョヴェーゼらしいバランスの良いワインでした。
しかもビオロジコとは恐れ入ります。(笑)キァンティ・クラッシコのビオの試飲は初めてかもしれません。
エノテカで売っているchianti classico
http://www.enotecawineshop.it/w2d3/v3/view/
enotecawineshop/ricerca.html?nome_vino=chianti+classico+&prezzo_da=&prezzo_
a=&anno_da=&anno_a=&select_tipo=&select_
regione=&nome_produttore=&btn_cerca_shop=cerca
ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA
http://www.enoteca-italiana.it/w2d3/v3/view/enoteca/enosito2="_blank">
DOC アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ クラッシコ NICOLIS
名称 | amarone della valpolicella DOC classico |
収穫年 | 2004年 |
カテゴリー | DOC |
品種 | コルヴィーナ、ロンディネッラ、クロアティーナ |
生産地域 | ヴェネト州 生産者NICOLIS社 |
料理 | 狩猟、野鳥肉のローストなど |
コメント | 濃く綺麗なガーネット色、熟したクロスグリなどの赤〜黒系の果実味、しっとりとした重厚な飲み口、ボリュームと柔らかい温かみのある渋み、スパイス、心地よい苦味 |
このNICOLIS社のものはコルヴィーナとロンディネッラとクロアティーナを最低3ヶ月乾燥させて、醸造を行います。そして木樽熟成3年。
糖分を高めてボリュームとコクと独特の苦味を持ち合わせるアマローネは最低アルコール度数14%と法律で定められていますが、相対的にアルコールの高いものが多いです。
セッティマーナ・デイ・ヴィーニではいくつかのアマローネを試飲しましたが、アルコール度数17%のものもありました!それまでは僕の中の最高はラツィオのチェサネーゼ種という品種のDOCで16%というものでしたが、17%はさすがに驚きました。
今回のNICOLI社のものは度数15%、VBD最高評価の4つ星です。
エノテカで売っているamarone
http://www.enotecawineshop.it/w2d3/v3/view/
enotecawineshop/ricerca.html?nome_vino=amarone&prezzo_da=&prezzo_a=&anno_
da=&anno_a=&select_tipo=&select_regione=&nome_
produttore=&btn_cerca_shop=cerca
ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA
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2010年06月08日
DOCG スフォルツァート・ディ・ヴァルテッリーナ “ロンコ・デル・ピッキオ”
名称 | sforzato di valtellina DOCG "ronco del picchio" |
収穫年 | 2006年 |
カテゴリー | DOCG |
品種 | ネッビオーロ |
生産地域 | ロンバルディア州 生産者FAY社 |
料理 | 赤身肉の料理、味わいのしっかりした煮込み、ジビエ |
コメント | 柔らかいスムーズなアタック、芳醇な熟したプラムなどの果実味と上品でデリケートなタンニン、木樽からのほのかに甘いヴァニラ香、程よい酸味、バランスにすぐれたワイン |
イタリアワインのガイドブックはいくつかありますが、有名なガイドの1つ『VINI BUONI D’ITALIAヴィーニ・ブオニ・ディターリア』主催のイベントで全国から選出された331本のワインが用意されました。
http://www.vinovinovino.com/wine/Guide/index.html
たくさん味見したんで、色々アップしていきたいなと思います。
まず今回アップするのは、スイスとの国境にほど近い、ロンバルディア州ヴァルテッリーナで造られるDOCGワインです。
この地区のネッビオーロが他の地区と比べ糖度が低かったために、葡萄を乾燥させて、糖度を高めてから醸造するという伝統的な製法があり、それがこのスフォルツァートというものだそうです。
実際この地区でキアヴェンナスカと呼ばれるネッビオーロ種は、華やかさと渋みが先行するというよりは、柔らかみとしなやかさの印象がより強い気がします。
4月のVINITALYではサービスの仕事があったので、回ることができた生産者は少なかったのですが、このFAY社へは、川頭さん(イタリアワイン最強ガイド著者)のお勧めがあって試飲にいきました。実際、丁寧な造りで非常にエレガントで美味しいです。当時はこのボトルをブログにアップする余裕がありませんでしたが、2度目の再会でアップとなりました〜^^;
FAY社は生産量年間42000本でネッビオーロを生産します。
今回の
『sforzato di valtellina DOCG "ronco del picchio"2006』は
VBDの最高評価の4つ星を獲得しています。

ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA
http://www.enoteca-italiana.it/w2d3/v3/view/enoteca/enosito2="_blank">