ウンブリア
2010年09月28日
ミシュラン2ツ星のレストランでソムリエ
http://www.iprimiditalia.it/
どうも先週の土曜日にすごくいい経験ができたのでアップしたいと思います。
ウンブリア州でプリモ・ピアット(第一の皿パスタやリゾットなど)のお祭りがあるというので、同僚のルチャーノとウンブリア州フォリーニョへと出発。
またVINITALYの時のようにワインブースでも設置してひたすらサービスしまくるのかと思いきや、意外な展開が。。。。。
なんとシエナ県で最も有名なリストランテの1つで、イタリア中でもその名の知れ渡るミシュラン2ツ星のレストランのブースでのソムリエの仕事だったんです。
リストランテ“アルノルフォ”
http://www.arnolfo.com/?lang=jp
プレッシャー
かなり感じましたが、コックさんたちの中になんと日本人の二人が!
(ツヅキ君、ヨウヘイ君お疲れ様でしたっ!)ツヅキ君とはエノテカで会っていたのでまさかの再会にお互いびっくりしました!そんなこともあって少し緊張からは開放されたんですが仕事は大変でした。
まず7〜8人ほどの円卓が8つ(5、60人くらい)あって、ランチとディナーで2回転づつだったんですが、僕とルチャーノでワインサービスの全てを行いました。
ここまで聞くと、まあ大変だけどそれが仕事でしょって感じですが、このメニューがフルコースなんですが、異例で、全ての皿に一杯のワインが付くメニューだったんです!なんだそりゃ!(ていうか25ユーロは安すぎ)
デザートまででなんと6皿!モダンな創作イタリアンなので量は多くないので調度いいくらいのボリュームです。
しかしながら僕とルチャーノはグラスを補完しながら(というのはグラスを最初から6つ置くスペースも余裕もないということだったんです!)全ての料理に合わせてワインを提供していくというお客さんにとっては夢のようですが、ありえないくらい忙しいサービスをすることに。。
幸い、粗相なくワインをサービスでき(多分;)、忙しかっただけに充実した時間を過ごすことができました。
サービスしたワイン
vernaccia di sangimignano panizzi
chianti colli senesi riserva panizzi
chianti classico riserva
vino nobile di montepulciano canneto
brunello di montalcino pieri
moscadello
一回転が50人としても300グラスですから、4回転で1200グラスってことは2人で割って600杯はサービスしたってことでしょうか。。
シェフは中休みにご飯に連れて行ってくれました。すごく穏やかで親しみある方で逆に気を使ってもらっちゃいました^^;
お金ためていつか贅沢なディナーにお邪魔したいところです!
フィレンツェとシエナの間、ややシエナ寄りのコッレというところにレストランArnolfoはあります!
まさか、脱サラしてワインの勉強に来て、エノテカで働いて、ミシュラン星付きのお店の方たちと一緒に仕事ができるとは夢にも思いませんでした!
とても光栄な時間を過ごすことができました!Grazie mille a tutti!
nobufico at 06:40|Permalink│Comments(11)│
2010年04月26日
DOCG サグランティーノ・ディ・モンテファルコ
名称 | sagrantino di montefalco DOCG |
収穫年 | 2004年 |
カテゴリー | DOCG |
品種 | サグランティーノ種 |
生産地域 | ウンブリア州モンテファルコ 生産者MADONNA ALTA社 |
料理 | 肉系ソースのパスタや野鳥肉のロースト |
さて本題。
ウンブリア州の代表的フルボディワインがこのサグランティーノ種を100%使った『サグランティーノ・ディ・モンテファルコ』です。
1993年にDOCからDOCGへと昇格しました。
最低アルコール度数13%、熟成期間は30ヶ月(2年半)を経て出荷されます。
しっとりとした熟した黒いベリーやプラムなどの果実味が印象的で骨格のしっかりしたワインでした。古くは中世のころから作られていたというこのサグランティーノ種は、イタリアでもこのモンテファルコ周辺地区でしか植えられていないという品種です。1540年からつづく厳しい規定があり、当時は苗を切ったものは絞首刑にされたとか。怖いですねえ。
ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA
http://www.enoteca-italiana.it/w2d3/v3/view/enoteca/enosito2="_blank">
nobufico at 20:09|Permalink│Comments(26)│
2010年03月25日
DOC モンテファルコ・ロッソ
名称 | montefalco DOC rosso |
収穫年 | 2006年 |
カテゴリー | DOC |
品種 | サンジョヴェーゼ主体 サグランティーノ モンテプルチアーノ |
生産地域 | ウンブリア州 生産者TERRE DE LA CUSTODIA社 |
料理 | ウンブリア風の子山羊料理、肉料理 |
コメント | 森の赤い果実、プラム、少しスパイス、フルーティーな中ボディ |
モンテファルコは1,5kmほどの城壁に囲まれた中世の面影を残すとても小さな街で、周りには恵まれた丘陵地帯が広がっています。かつての領主が鷹狩が趣味で、この山『モンテ』と生息した鷹『ファルコーネ』からこの街の名がついたそうです。
ウンブリアはこの広大な緑の土壌により、ブドウだけでなくオリーヴも良質なものが生産されていて、さらにはトリュフが採れることでも有名です。
さて、モンテファルコ・ロッソはサンジョヴェーゼ種が主体となっていますが、サグランティーノという品種が10〜15%ほど混醸されます。この品種はモンテファルコに古くからあるとされる土着品種で他の地区では見かけません。モンテファルコ・サグランティーノ(サグランティーノ・ディ・モンテファルコ)というサグランティーノ種を100%使用したフルボディのDOCGワインはウンブリアだけでなくイタリアを代表するワインの1つです。それは、また次回^^
ウンブリア州ペルージャ県モンテファルコ
人口約5700人
ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA
http://www.enoteca-italiana.it/w2d3/v3/view/enoteca/enosito2="_blank">
nobufico at 01:44|Permalink│Comments(7)│
2010年02月03日
IGT ウンブリア サンジョヴェーゼ ヴィーニャ・ラ・ピエーヴェ
名称 | umbria IGT sangiovese "vigna la pieve" |
収穫年 | 2003年 |
カテゴリー | IGT |
品種 | サンジョヴェーゼ種 |
生産地域 | ウンブリア州 生産者FANINI社 |
料理 | 赤身の肉、肉・チーズ系のリゾット、パスタ |
コメント | 豊富な果実味、細かなタンニン、上品さ、樽からのヴァニラ香、草木、タバコの香り、レッド・ペッパー、アルコールの熱感、とてもバランスの良いワイン |
トスカーナ州の隣に位置するウンブリア州はかつてサッカーの中田選手が所属したペルージャという町や、イタリアの重要な守護聖人サン・フランチェスコを祭る世界遺産アッシジの町でも有名です。アッシジには世界中から多くの旅行者、巡礼者が訪れます。夏に訪れましたが、丘の上にある町並みもパノラマもとても綺麗でした。半島部では唯一海に接してないことから『緑の心臓』などとも表現されます。また大きな湖トラズィメーノ湖もあります。そしてもちろんすばらしいワインの産地です。
今回のワインはDOCGやDOCといったワインの法律に基づかないカテゴリーのIGTというカテゴリーのものになります。要は生産者の意図が尊重されて造られてるもの。このアヒルのラベルのかわいさでジャケット買いもいいですが、実際かなりのコストパフォーマンスを誇っているワインです。
バリック樽にて15ヶ月、瓶内にて6ヶ月の熟成を経てから、出荷されます。エノテカにて15.20ユーロ。同僚のソムリエたちも皆納得の美味しさ。ただアルコールが高い!15度!
ただいま研修中!ENOTECA ITALIANA
http://www.enoteca-italiana.it/w2d3/v3/view/enoteca/enosito2/pubblica/esc_en.html
nobufico at 02:37|Permalink│Comments(21)│