2015年05月

2015年05月22日

シエナでワイン試飲会開催!5月30日、31日はCantine Aperte カンティーネ・アペルテ!

皆さんこんにちは!シエナの鈴木です。

さて今回はトスカーナ州シエナの試飲会のお知らせ!

自分のワインショップにて、30日(土曜)、31日(日)にワインの試飲会を行います。もともと毎年この時期はイタリア中でカンティーネ・アペルテというワインイベントが行われます。Movimento Turismo del Vino(モヴィメント・トゥーリズモ・デル・ヴィーノ)というワイン観光プロモ機関の主催のイベントで各地のワイナリーが参加し、より多くのゲストを迎え入れようというものです。
シエナ中心部では会員である自分たちのエノテカのみこのイベント参加、試飲会を実施することとなりました! 

movimentoturismodelvino 
















20番が自分たちのワインショップ、エンポリオ・メディテッラーネオです。同時にワイナリーツアーのオフィスを持っています。

前回までのブログでとりあげているヴィットーリオやロベルトがイベントのためにワインを送ってくれました!


 プロモーションのポップと一緒にワインリストも公開!

cantineaperte111
 













































CantineaperteListadeivini00 






















日本の方でこの時期シエナにご旅行を予定されていて、ワイン好きな方がいらっしゃってこの記事をご覧になっていたら、奇跡的ですが。。

マッツェイ家からは、フォンテルートリのキァンティ・クラッシコ(過去記事)とマレンマ“ベルグアルド”とフォンテルートリのベストなカベルネ・ソーヴィニョンで造る“フィリップ”!


カステッルッチョからは熟成ソーヴィニョン、ポッジョ・スカレッテのカルボナイオーネなどトップラベルも味わえます。そしてノストラヴィータのブルネッロ、ロッソなどなど盛りだくさん。
またガンベロロッソ誌の3ビッキエーリ獲得銘柄も。

皆さんのお越しをお待ちしています!
 

nobufico at 03:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年05月14日

エミリア・ロマーニャ州カステッルッチョ!その3

皆さん、こんにちは!
シエナは観光シーズンで賑やかになってきました!さて、前回に引き続き、エミリア・ロマーニャ州ロマーニャ地方のワイナリー、カステッルッチョのワインをご紹介!

前回までのおさらい
エミリア・ロマーニャ州カステッルッチョ!その1
エミリア・ロマーニャ州カステッルッチョ!その2


カステッルッチョ社

エミリア・ロマーニャ州のフォルリとファエンツァの間に広がるモディリァーナの丘陵地帯(標高250m〜500m)にカステッルッチョはあります。
 
ロマーニャ 














上の地図をご覧いただくとモディリァーナの近くまで黒い線が引いてあります。これがトスカーナ州とエミリア・ロマーニャ州との境になっているわけなんですが・・・

Biblioteca_marucelliana,_provincia_di_firenze_nel_1924




 



















昔のトスカーナ州の地図。


モディリァーナ



 













実は1930年ごろまでは、このモディリァーナ地区やフォルリの町の手前の地区はトスカーナ州の一部だったのです。(フィレンツェ県)  そのためこの地区はアンティーカ・トスカーナ(古のトスカーナ)とも呼ばれます。大変マニアックな情報。



DSCF3135
















DSCF3103





























糸杉こそありませんが、この太陽と緑広がる丘陵地は通ずるものがありますね!実際、このロマーニャ地方はサンジョヴェーゼの名醸地として有名です。

土壌は、粘土質の層や石灰石からなる堆積岩。
石や砂質、シルト岩(砂より小さく粘土より粗い砕屑物)などの土壌と比べて、水が浸透するのにやや時間がかかり、雨が降った後は畑に入るのに2日ほど待たないとなりません。収穫の時期は大変神経を使います。

DSCF3105 























ソーヴィニョン・ブランの畑はアルベレッロという仕立て方。この土地特有の強い風にも対応できるようにこの仕立て方で植えられたとのことです。ブドウの房が木の周りに着くので収穫や選定が大変です。


カステッルッチョ社

所有面積 50ha

ほぼ森や耕地

オリーブ畑2ha

ブドウ畑は15ha。

サンジョヴェーゼ種が約13ha。

1〜1.5haのソーヴィニョン・ブラン

0.5haのカベルネ・ソーヴィニョン

となっています。

また大きな特徴として、高傾斜の畑。なんと角度40度。上から下へ収穫などの作業を行います。
良い日照を1日浴びながら、500mという標高の高さからなるほどよい冷涼な気候のおかげで
ゆっくりとブドウを完熟できます。

さらに海から30kmという位置で海からの風をダイレクトに受け止めるポジション。北東からはBORAボーラ。北西からはMAESTRALEマエストラーレという風を拾えます。

良いワイン丘陵地には良い風があるというのはよく目にしてきました。風の広がる丘というような名前のワイン名を耳にする機会もあるのではないでしょうか?イタリア語で風をヴェントといいます。(ポッジョ・アル・ヴェント、ヴェントライオなど)
温度の調整や湿気の除去・乾燥、新鮮な空気の移動、潮風など、クオリティーワインづくりには“良い風”の存在が欠かせません。
 
DSCF3111
 























こちらはサンジョヴェーゼの畑、トスカーナでよく見るコルドーネ・スペロナートという垣根式の仕立て方となっています。

ブドウの樹の列の間に草花が生い茂っています。雨が降った時に土が地滑りしないようにするという効果もあるそうです。

DSCF3113




 












DSCF3125



























左から
Massicone マッシコーネ (カベルネ・ソーヴィニョンとサンジョヴェーゼ)
Ronco dei Ciliegi ロンコ・デイ・チリエージ (サンジョヴェーゼ)
Ronco delle Ginestre ロンコ・デッレ・ジネストレ(サンジョヴェーゼ)
Le More レ・モーレ(サンジョヴェーゼ)
白 Lunaria ルナリア(ソーヴィニョン・ブラン)
白 Ronco del Re ロンコ・デル・レ (ソーヴィニョン・ブラン)


Massicone マッシコーネ 
名付けて モダン熟成ブレンド スーパーアンティーカトスカーナ
 
年間生産本数 5000本
カベルネ・ソーヴィニョン 50%
サンジョヴェーゼ 50%
粘土質堆積岩
収穫 1haあたり 5000kgのブドウ(非常に低いです)
アルコール発酵 ステンレスタンクで28〜30℃
熟成 カベルネ・ソーヴィニョンは新樽バリック(225l)、サンジョヴェーゼはトンノー(350l)で12カ月ほど。少なくともボトル内で10カ月の貯蔵


Ronco dei Ciliegi ロンコ・デイ・チリエージ 
名付けて 女性的でエレガントなサンジョヴェーゼロマーニャ

畑 クリュ単一畑 ロンコ・デイ・チリエージ
年間生産本数 15000〜20000本
サンジョヴェーゼ 100%(実が大きいタイプ)
粘土質堆積岩
収穫 1haあたり 5000kgのブドウ(非常に低いです)
アルコール発酵 ステンレスタンクで28〜30℃
熟成 トンノー(350l)で10カ月ほど。少なくともボトル内で10カ月の貯蔵


Ronco delle Ginestre ロンコ・デッレ・ジネストレ
名付けて 男性的でアグレッシブなサンジョヴェーゼ

畑 クリュ単一畑 ロンコ・デッレ・ジネストレ
年間生産本数 5000本
サンジョヴェーゼ 100%(実が小さいタイプ)
粘土質堆積岩
収穫 1haあたり 5000kgのブドウ(非常に低いです)
アルコール発酵 ステンレスタンクで28〜30℃
熟成 トンノー(350l)で12カ月ほど。ブレンド後、少なくともボトル内で10カ月の貯蔵

Le More レ・モーレ
名付けて ロマーニャ人が毎日飲むベースサンジョヴェーゼ 

年間生産本数 50000本
サンジョヴェーゼ 100%
粘土質堆積岩
収穫 1haあたり 7000kgのブドウ(ベースワインとしてはとても低いです)
アルコール発酵 ステンレスタンクで28〜30℃
熟成 少なくともボトル内で2カ月の貯蔵

DSCF3126










































Lunaria ルナリア

名付けて オレンジピール芳香性高いロマーニャ型ソーヴィニョン

年間生産本数 10000本
ソーヴィニョン・ブラン 100%
粘土質堆積岩
収穫 1haあたり 7000kgのブドウ(ベースワインとしては低いです)
アルコール発酵 ステンレスタンクで18〜20℃
熟成 少なくともボトル内で2カ月の貯蔵

Ronco del Re ロンコ・デル・レ
名付けて 究極のアンティーカ・トスカーナ 熟成ソーヴィニョン・ブラン

畑 クリュ単一畑 ロンコ・デル・レ 0.5ha
年間生産本数 たった1500本 幻のワインといっても過言ではありません
ソーヴィニョン・ブラン 100%
粘土質堆積岩
収穫 1haあたり 4000kgのブドウ(とてつもなく低いです)
アルコール発酵 トンノー(350l)
熟成 新樽トンノー(350l)で10カ月ほど。少なくともボトル内で10カ月の貯蔵

2015年出荷のロンコ・デル・レは2008年物。なんとブルネッロなどの熟成赤ワインよりも遅く出荷される熟成白ワイン。


DSCF3127
名称IGT Forli sauvignon blanc "RONCO DEL RE"
収穫年2007年
カテゴリーIGT
品種ソーヴィニョン・ブラン種100%
生産地域エミリア・ロマーニャ州フォルリ・チェゼーナ県
生産者CASTELLUCCIO
料理ロブスターレモンバター、脂ののった魚系のグリルなど
コメント境地にたどり着いた完成系白ワイン。ソーヴィニョン・ブラン特有の青々しさ、ハーブや切りたての草のフレッシュな香りは感じず。次の次元に進化したかのような熟成ソーヴィニョン。まだまだみずみずしさもあり、とにかく酸と糖の心地よい究極のバランス感があります。



ワイナリーに訪問したのは先月ですが、その数週間前、当時のワイナリー創立者で映画監督であったジャン・ヴィットーリオ・バルディ氏がお亡くなりになられたそうです。ご冥福をお祈り申し上げます。
お会いすることはありませんでしたが、彼が立ち上げ、ヴィットーリオとともにエミリア・ロマーニャのイノベーションを起こしたワイナリーを今、日本にご紹介することを誇りに思います。

ヴィットーリオ・フィオーレの珠玉のロマーニャ・ワイン

日本のレストラン関係の皆様、限定本数で各ラベル日本上陸いたします。

間もなく販売可能となりますのでお問い合せ・お見積り・ご注文お待ちしています。

nobuhiko@emporiomed.it


鈴木暢彦



nobufico at 08:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)エミリア・ロマーニャ | ワイナリー訪問