2010年10月

2010年10月26日

IGT ヴェネト・オリエンターレ “ロッソ・コルメッロ”




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名称veneto orientale IGT "rosso colmello"
収穫年2000年
カテゴリーIGT
品種メルロー、フランコーニア、マルベック、カベルネ・フラン、ラボーゾ
生産地域ヴェネト州
生産者MOLETTO社
料理ヴェネトの郷土のロバ料理など
コメントしっとりとコクのあるアタック、熟した果実、野菜、ピーマンの香り、タバコ、燻製
ヴェネト州のIGTワインです。色々な品種が使用されていて個人的には結構珍しいタイプのボトルだと思います。フランコーニア(ブラウフランキッシュ)はオーストリアやドイツ系の品種のようです。メルローやマルベックなどの品種が混醸されていますが、カベルネ・フランが強く反映されているような印象で、2000年ということですが、とりわけ古酒を連想させるような特徴は強くないかな、と思いました。しっかりとした濃い凝縮したワインです。こういったワインは、通常のお肉料理も悪くないと思いますが、スパイスの効いた肉や、元の味に臭みがあるような肉、狩猟肉などが相乗効果で引き立つのかな、というイメージになります。つまり、すごく強い味なので、軽い白身肉(豚や鳥)などだと負けてしまうということです。

さて近況ですが、少しずつワイン人(なんだそりゃ)としての生活らしくなってきたかな、と思います。2週間ほど前に、街で偶然ツアー会社の方と知り合い、エノテカでワインテイスティング、翌日にワイナリーツアーにゲストとして誘われ、2つワイナリーを訪問しました。カステッロ・ヴィッキオマッジョとバディア・ア・コルティブォーノ(レストランも美味しかったです)を訪ねましたが、最高の日になりました。
先週の金曜日にはNHKの番組制作のお手伝いということで、カステッロ・ディ・メレートというワイナリーも訪ねました。『世界ふれあい街歩き』という番組ですが、ご存知でしょうか?シエナの街で一本撮影があるので今月末からロケに同行して色々お手伝いすることになりました。なるだけ、シエナの素晴らしさを視聴者の皆さんに伝えられるように頑張りたいでっす!!

キャンティ バディアアコルティボーノの中庭7

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ワールド航空サービスの柴崎さんをはじめ皆さん、ありがとうございました!

エノテカで売っているIGTヴェネト
http://www.enotecawineshop.it/w2d3/v3/view/
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ただいま仕事中!ENOTECA ITALIANA

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nobufico at 04:36|PermalinkComments(27) IGT | ヴェネト

2010年10月13日

DOCG ドリアーニ “ヴィーニャ・カヴァーニェ”


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名称dogliani DOCG
"vigna cavagne"
収穫年2006年
カテゴリーDOCG
品種ドルチェット種主体
生産地域ピエモンテ州
生産者LA FUSINA社
料理仔牛肉、豚肉料理
コメント熟したチェリー、プラム、ベリー類、スパイス、コクと深み、柔らか味、ヴァニラ香
ピエモンテ州クーネオ県のドリアーニを中心とした地区で生産されるDOCGワインです。ドリアーニもしくはドルチェット・ディ・ドリアーニ・スーペリオーレがDOCGとして認められていて、使用品種はピエモンテ州でも重要な品種の1つ“ドルチェット”で100%の単一です。
2005年にDOCGに昇格しています。ネッビオーロ種(バローロなどの品種)が栽培されているエリアではしばしばこのドルチェット種も栽培されています、名前は実の甘さ、ドルチェッツァ(甘さ)から来ていますが辛口のワインを生産します。とはいえ糖分、アルコールに伴うコクを感じるあたりは、名前に乗っ取ったものといえそうです。
一般的には、ネッビオーロ種のバローロなどの銘柄のような、いわゆる力強く華やかなタンニンのある熟成させるタイプというよりは、果実味に満ちた軽すぎず重た過ぎずといったバランスの良いワインを生産する地区だという印象です。とても飲みやすい好印象のワインでした。

ところで、皆さん。ワインスペクテイターという雑誌をご存知でしょうか?アメリカのワインガイド誌で世界でも最も重要で権威のある雑誌の1つだといわれています。(かつて僕はワインスペクターと間違って呼んでいましたが。。。汗デーブスペクターのワイン本みたい笑)
そのワインスペクテイター誌は毎年、17000本あまりから世界TOP
100ワインを選ぶという企画を行います。僕がシエナでワインセミナーを行う時も引用するんですが、2009年度のTOP100はフランスワイン17本に対し、イタリアワインはそれを上回る19本がランク入りしています。
あくまで1つの雑誌の評価ですが、それでも世界的に第三国の評価としてイタリアの地位と人気を実証するものであると思います。(日本人にとってはワインといえばフランスというイメージもまだありますから、驚かれる方も多いかもしれませんね)※ちなみにTOP10の中には4本イタリアワインが入り、その内の3本がなんとトスカーナのワインでした。当時は新聞にも取り上げられて、通ってた語学学校のイタリア人の先生が記事を切り取って僕に持ってきてくれたのを覚えています。

で最近、興味深い記事だったので、エノテカにもその記事を人目がつく場所に置いてみたんですが。。。。
その一週間後くらいに、なんとワインスペクテイター誌の方が偶然いらっしゃったんです!すごい偶然!仕事ではなくプライヴェートでいらっしゃったんですが、とてもエノテカを気に入ってくれたみたいです。

なんか嬉しくなって一緒に写真撮りました^^
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ワインスペクテイター誌のシルヴィアさんとビルさん

とりあえず、そんなに知られてないだろうけどメッチャ美味いトスカーナのコルトーナのシラー種のワインを勧めてお土産に購入されました!
気に入ってくれたかなあ^^;

エノテカのdolcetto

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nobufico at 04:01|PermalinkComments(34) DOCG | ピエモンテ