2010年02月

2010年02月03日

IGT シチリア ネロ・ダーヴォラ ドン・トト

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名称sicilia IGT nero d'avola "don toto"
収穫年2003年
カテゴリーIGT
品種ネロ・ダーヴォラ種
生産地域シチリア州
生産者LA LUMIA-BARONE社
料理赤身肉のローストなど
コメント凝縮した葡萄、プラム、深いコクと甘い香り、アルコール感、こがしたシロップ、ぶどうジャム
シチリアの赤ワイン用の品種の代表的なものといえば、まずこのネロ・ダーヴォラ種になると思います。この品種から造られるワインは、軽いものからフルボディのものまで幅広く存在します。言い換えれば、長期の熟成にも耐えうる骨格のしっかりしたワインをも造ることができる非常に優れた品種であるということです。今回のワインもそんなフルボディタイプのもので、深いコクと凝縮感をもったシチリアの太陽をたくさん浴びたぶどうで造られたことをイメージできるようなワインです。シチリアはテーブルワイン用のワインが非常に多く(海外向け、ブレンド用のブドウ造りも多い)、生産量の割合に対して、品質の高いものは少ないとされていますが、丁寧に造られているシチリアならではのワインも少なくはありません。北イタリアや中部地方では表すことのできない、個性と深い味わいをもっている名醸地だと思います。

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nobufico at 03:59|PermalinkComments(4)TrackBack(0) シチリア | IGT

DOC エトナ・ビアンコ・スペリオーレ ピエトラマリーナ

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名称etna DOC bianco superiore 
"pietramarina"
収穫年2005年
カテゴリーDOC
品種カッリカンテ種主体
http://www.
vinovinovino.com/
wine/Vitigni/
carricante.html
生産地域シチリア州
生産者BENANTI社
料理シチリアの魚のグリル、包み焼き、いわしのパスタ
コメントフルーティな果実味、トロピカルフルーツ、パイナップル、マンゴー、コクのあるボディ、スマートな構成、心地よい余韻
シチリアのエトナという活火山の東の地域で造られるワインで、DOCの赤ワインやロゼも造られます。この白ワインはカッリカンテ(エトナの火山灰を含んだ粘土質土壌に向くとされる)というシチリアの土着品種で造られます。南の白ワインらしく、ある程度のボリュームのあるトロピカルフルーツのみずみずしい甘い香りを感じるワインです。ニュアンスはシャルドネに似てるように感じましたが、アフターの苦味が強くなく、スマートなワインだと思いました。20ユーロ以上するイタリア白ワインはあまり飲む機会がないですが、これはとても丁寧に造られていて美味しかったです。

今回のワインのベナンティ社や同じくシチリアのグルフィ社の醸造コンサルタントをしているサルヴァトーレ・フォティさんのコメントを抜粋します。

『今でも噴火を続けるエトナ火山周辺はワイン醸造では重要な位置にある。エトナ火山は海抜が約400m。ここでは標高の高い場所でも葡萄を作っていて、最高で900m近いところでも葡萄の木がある。夏は結構涼しいし、冬は雪も降るしね。葡萄の栽培で大切な要素は太陽光線と適度な雨なんだけど、一番大切なのは昼夜の寒暖差があること。それがないとワインで最も大切な酸がきれいに出来上がらない。エトナは葡萄を栽培するための気候が完璧に揃っている、非常にユニークな場所なんだ。』
(イタリアワイン最強ガイド 川頭義之著より)

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nobufico at 03:30|PermalinkComments(1)TrackBack(0) シチリア | DOC

IGT ウンブリア サンジョヴェーゼ ヴィーニャ・ラ・ピエーヴェ

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名称umbria IGT sangiovese "vigna la pieve"
収穫年2003年
カテゴリーIGT
品種サンジョヴェーゼ種
生産地域ウンブリア州
生産者FANINI社
料理赤身の肉、肉・チーズ系のリゾット、パスタ
コメント豊富な果実味、細かなタンニン、上品さ、樽からのヴァニラ香、草木、タバコの香り、レッド・ペッパー、アルコールの熱感、とてもバランスの良いワイン
意外にもウンブリア州のワインを取り上げるのは初になります。(トスカーナに偏ってしまって;)
トスカーナ州の隣に位置するウンブリア州はかつてサッカーの中田選手が所属したペルージャという町や、イタリアの重要な守護聖人サン・フランチェスコを祭る世界遺産アッシジの町でも有名です。アッシジには世界中から多くの旅行者、巡礼者が訪れます。夏に訪れましたが、丘の上にある町並みもパノラマもとても綺麗でした。半島部では唯一海に接してないことから『緑の心臓』などとも表現されます。また大きな湖トラズィメーノ湖もあります。そしてもちろんすばらしいワインの産地です。
今回のワインはDOCGやDOCといったワインの法律に基づかないカテゴリーのIGTというカテゴリーのものになります。要は生産者の意図が尊重されて造られてるもの。このアヒルのラベルのかわいさでジャケット買いもいいですが、実際かなりのコストパフォーマンスを誇っているワインです。
バリック樽にて15ヶ月、瓶内にて6ヶ月の熟成を経てから、出荷されます。エノテカにて15.20ユーロ。同僚のソムリエたちも皆納得の美味しさ。ただアルコールが高い!15度!

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nobufico at 02:37|PermalinkComments(21)TrackBack(0) ウンブリア | IGT

DOCG ヴェルナッチャ・ディ・セッラペトローナ

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名称vernaccia di serrapetrona DOCG rosso spumante secco
収穫年2007年
カテゴリーDOCG
品種ヴェルナッチャ・ネーラ種主体
生産地域マルケ州マチェラータ
生産者ALBERTO QUACQUARINI社
料理ボイルした肉、サラミなど
コメント個性的な香り、赤い花やジャムの香り、スパイスのニュアンス、軽快な発泡性
イタリアの中部東側に位置するマルケ州の有名銘柄です。このワインは赤ワインですが、発泡性の辛口ワインです。日本ではあまり市場にないですが、イタリアには赤の発泡性ワインというのがいくつか存在します。北部ピエモンテの赤弱発泡甘口の『ブラケット・ダックイDOCG』(観光客の方に大変人気があります)や中部エミリア・ロマーニャ州の辛口『ランブルスコDOC』はその代表的なものです。どれも、シャンパンといわれるフランスシャンパーニュ地方をイメージするような高級発泡ワインではなく、その地方の人々が生活をともにしてきた日常的なワインです。
セッラペトローナという地区には古い歴史があり、古代ローマ帝国の亡命者だったペトロニウスという人物がこの地に滞在したことに由来してついた名前だそうです。DOCGに2004年に認定されましたが、日本はおろかイタリア国内においても全国規模では流通していません。当エノテカ・イタリアーナやフィレンツェのエノテカにも取り扱いがないほど希少なワインです。(ちなみにフリウリ州のDOCGコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリットもなかなか無いです)今回はマルケ州を旅した友人に頼んでお土産に買ってきてもらい飲むことができました。
マルケ州には、この他に赤のDOCG『コーネロ』、最近DOCGに昇格したもので『ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・リゼルヴァ(・クラッシコ・リゼルヴァ)』、『ヴェルディッキオ・ディ・マテーリカ・リゼルヴァ』というものがあります。後者の2つは白ワインで、ヴェルディッキオ種からつくられます。
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージは日本のスーパーでもたまに見かけたのでご存知の方もいると思います。アンフォラボトル(魚型ボトル)が有名です。

(参考文献)基本イタリアワイン 林茂著

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nobufico at 02:01|PermalinkComments(1)TrackBack(0) マルケ | DOCG

DOC ボルゲリ レ・セッレ・ヌオーヴェ

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名称bolgheri doc rosso "le serre nuove"
収穫年2007年
カテゴリーDOC
品種カベルネ・ソーヴィニョン
メルロー
プティ・ヴェルド
生産地域トスカーナ州ボルゲリ
生産者TENUTA DELL'ORNELLAIA社
料理 
コメント凝縮感のある果実味、ヴァニラ、きめ細かなタンニン、厚みと柔らかさのあるボディ、心地よい余韻
イタリア、トスカーナ州発の世界を席巻したボルゲリのスーパーワインたちの1つ『オルネッライア』
。そのセコンドワインがこの『レ・セッレ・ヌオーヴェ』です。

ボルゲリについて
ボルゲリというのはイタリアの中部トスカーナ州の海岸寄りに位置しているとても小さな村です。かつてこの地の領主であったロケッタ侯爵は無類のワイン好きで、特にボルドーワインを好んでいたために1948年からボルドー系の品種(カベルネ・ソーヴィニョンやメルローなど)を植え始め、ワインを造り始めたそうです。当初はタンニン(渋み)が強く飲みにくかったために失敗したと思い込んでいた侯爵でしたが、数年後セラーに放置していたワインが熟成しすばらしいワインになり、この地の可能性を見出しました。その後フィレンツェのアンティノーリ社(600年の歴史をもつ名門ワイナリー)の働きかけにより1968年に誕生したのがスーパーワイン『サッシカイア』です。そして世界中でこのワインが爆発的な人気を呼びました。
サッシカイアの成功のあとに注目を集めるようになったボルゲリではその後も高品質のスーパーワインが生まれました。サッシカイア、ソライアとともに3大アイアとも呼ばれるのが『オルネッライア』です。畑はサッシカイアと道を挟んで向かいにあるそうで、オーナー同士は姻戚関係にあるそうです。
この地の面積の半分はサッシカイアを生み出した貴族のインチザ家のテヌータ・サングイド。
その他アンティノーリ家所有のテヌータ・ベルベデーレ。
フィレンツェの名門フレスコ・バルディ社が2005年から所有のテヌータ・デル・オルネッライア。
これら3つが名門貴族と大企業のスーパーワインをつくる代表的なボルゲリのワイナリーです。
大企業の投資や貴族の運営するワイナリーが多い中、ボルゲリの地元の家族経営の有名ワイナリーもあります。
それが『レ・マッキオレ』です。
僕が一番初めにこのブログの記事にした『スクリオ』というシラー種100%のワインもそうですが、本当に美味しい高品質の赤ワインを生産します。
イタリアに留学するにあたりトスカーナ州に決めた理由の1つがトスカーナワインにあります。東京にいた頃、まさにこのボルゲリのワインに感動しました。特にこの『レ・セッレ・ヌオーヴェ』とレ・マッキオレの『パレオ・ロッソ』というワインは何度飲んでも美味いです。
まだ3大ワインは飲んでませんし、高いので多分買う機会もなかなかないでしょうけど安いものでも美味しいワインがたくさんあるのもトスカーナの良いところだと思います。11月ごろにとあるワインの試飲会で、このテヌータ・デル・オルネッライアで働いているマーケティング担当のイタリア人女性と知り合い、春ごろに訪問することになっています。

(参考文献)ワインものがたり 鎌田健一著、イタリアワイン最強ガイド 川頭義之著

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nobufico at 00:20|PermalinkComments(6)TrackBack(0) トスカーナ | DOC