2009年12月

2009年12月30日

DOC ドルチェット・ディ・ドリアーニ

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名称DOC ドルチェット・ディ・ドリアーニ
収穫年2007年
カテゴリーDOC
品種ドルチェット
生産地域ピエモンテ州
生産者DEL TUFO BRUNO社
OP  
コメント酸味のある果実味、カシス、バランスの良いワイン
バルベーラ種とともにピエモンテ州を代表する軽快な赤ワインを造るドルチェット種のワインです。イタリア赤ワインは本当に葡萄の品種から気候から千差万別で、タイプも軽いものからしっかりとした骨格のものものまで幅広いです。そこがイタリアワインを複雑にしてしまうところでもありますが。。
消費者を混乱させないように、たとえばオーストラリアなどではワインをシンプルにわかりやすく販売するためワインの名前に『品種名』を加えて販売しています。シラーズ、ピノ・ノワールなどの品種名から、消費者はそのワインのイメージがつきやすくなり購入する際の目安になるからです。逆にフランスワインなどでは、シャトー名とその地区や村の名前がまず名称になるのでラベルの裏を確認したりしないと品種がわからないことも多いです。
イタリアでは、ワインの名前にはその両方のタイプがありますが、よく見られる名称でわかりやすいのはこのドルチェット・ディ・ドリアーニのような品種名と地区名が対になっているタイプのものだと思います。たとえばドルチェット・ディ・〜、(どこどこ地区のドルチェット)やバルベーラ・ディ・〜(どこどこ地区のバルベーラ)などです。シチリアのワインなどでも、メルロー、ネロ・ダーヴォラ、など品種名が入っているものも多く見ます。
ヴェルメンティーノ・ディ・〜、ヴェルナッチャ・ディ・〜、アリアニコ・ディ・〜などなど他にもたくさんあります。
味わいを決める大きな要素はまず葡萄品種になると思うので、品種を知ることが自分の好みを知るための目安になるんじゃないかと思います^^

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nobufico at 04:06|PermalinkComments(19)TrackBack(0)ピエモンテ | DOC

DOC ヴァルポリチェッラ スペリオーレ リパッソ

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名称DOC ヴァルポリチェッラ スペリオーレ
リパッソ
収穫年2006年
カテゴリーDOC
品種コルヴィーナ・ヴェロネーゼ主体
生産地域ヴェネト州
生産者VILLA ERVICE社
OP  
コメント凝縮した果実味、しっとりと柔らかいボリューム感と上品な印象、カカオの香り、ヴァニラの香り、心地よい余韻
水の都ヴェネツィアを州都とするヴェネト州はイタリア有数のワイン産地です。『ロミオとジュリエット』の舞台となるヴェローナの町周辺でこのワインは生産されています。
ヴェローナの王子とも呼ばれるヴェネト州を代表する赤ワインの1つがこのヴァルポリチェッラです。コルヴィーナ・ヴェロネーゼという葡萄品種を主要品種して造られ、タイプもいろいろとあります。
ヴァルポリチェッラ・スペリオーレはアルコール度数12%以上で14ヶ月の熟成が義務付けられていて、よりコクや深みがあってアーモンドを思わせる風味があります。
レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ、レチョートは葡萄を収穫後、陰干しして糖度を高めてからワインにしたものです。濃厚な果実味と甘味が凝縮されて食後酒に向くとされています。
レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・アマローネは辛口となり、厳選された葡萄を乾燥させ糖度を高め長期間完全に発酵させて造られます。アマローネ(ほろ苦さ)を伴いコクのある長期熟成のワインになります。高価ですが高品質なものが多いです。

そしてこのリパッソ。(今回初めて知りました。)
アマローネを造る際に残った澱(しぼりかす)を通常のヴァルポリチェッラに加え、再発酵させるというヴェネト独特の特別な製法で造られます。ヴァルポリチェッラによりコクや繊細さ、心地よい苦味を加えてより複雑味のあるワインに仕上げます。ただ、アマローネにはおよばないワイン、という考え方は間違っていて、個性はまったくべつなものだと思います。今回通常のヴァルポリチェッラとリパッソとアマローネの3種を試飲しましたが、個人としてリパッソが1番好みの味わいでした。本当に上品なヴァニラの香りが1番富んでいて本当に美味しかったです。とはいえアマローネはより複雑味があるワインで、熟成させることでもさらに深みが増すでしょうし、料理と合わせることで真価を発揮すると思います。

ヴァルポリチェッラの生産者としてはテデスキ社のものも美味しかったです!

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2009年12月22日

DOCG バローロ マルチェナスコ

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名称DOCG バローロ マルチェナスコ
収穫年2004年
カテゴリーDOCG
品種ネッビオーロ
生産地域ピエモンテ州
生産者RENATO RATTI社
OP  
コメントバラやスミレを思わす華やかな香り、森の香り、重厚な味わい
いよいよ、というわけではないですがピエモンテ州DOCGバローロのワインです。今までトスカーナワインを10本紹介したのに対してピエモンテのワインはたった1本だけでしたが、ピエモンテ州もトスカーナ州とともにイタリアを代表する超名醸地です。バローロは簡単に言うと、ピエモンテ州のクーネオ県、バローロ村など11の村で造られていて、ブドウ品種はネッビオーロ、同じ地区のバルバレスコとともにイタリアの優れた風土と醸造技術がもたらしたイタリアの宝と言われるワインです。
ピエモンテは『山の麓』という意味がありアルプスの影響を強く受けています。実際この土地では古くから山の鹿やイノシシ、キジなどのジビエ料理も食べられていて、ネッビオーロ種からなるワインはタンニンをよく含むので、相性が良く親しまれてきました。丘陵地にある畑はアルプスからの冷涼な風の影響で安定した糖度と同時にしっかりした酸も含みます。土壌もネッビオーロ種に適した石灰質ということで、条件に満ちたすばらしい名醸地区なのです。
重厚感があり華やかさも兼ね備えていることから、数々の逸話もあったそうです。かつてのジュリアス・シーザーやフランス国王アンリ2世が愛したと言われ、ワインの王、王のワインとも呼ばれます。
最低熟成38ヶ月(うち24ヶ月を樽)が義務付けられ、リゼルヴァになると62ヶ月(5年以上)を経てからでないと出荷できない厳しい規制が設けられています。
このレナート・ラッティ社は11ある村のうちの1村、ラ・モッラ村でワイン造りを行っている伝統あるワイナリーです!

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DOC リゾン・プラマッジョーレ カベルネ・フラン

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名称DOC リゾン・プラマッジョーレ カベルネ・フラン
収穫年2007年
カテゴリーDOC
品種カベルネ・フラン
生産地域ヴェネト州プラマッジョーレ
生産者AGIENDA AGRICOLA MOLETTO社
OP  
コメント赤いベリー系の香りから特徴的なピーマンなどのベジタブルの香り、スミレ、エステル
リゾン・プラマッジョーレというDOC地区のワインですが、この呼称はヴェネト州だけでなくフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にも存在します。つまり州を境にしたDOC地区ということです。こうした地域は探すと結構あって、ウンブリア州のDOCオルヴィエートもラツィオ州にまたがっている地区みたいです。ますます混乱しそうですが。。
モレット社のブドウ畑はフリウリ側、つまりトレヴィーゾ県の東端地域に広がっています。伝統あるモレット社のブドウ畑では、毎年、一貫して上質なブドウが収穫され、伝統製法に基づくワイン作りを行っているそうです。ブドウの栽培地はDOCリゾン・プラマッジョーレの生産地域プラマッジョーレに位置しています。

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2009年12月21日

IGT トスカーナ ピノ・ネロ ヴィッラ・ディ・バニョーロ 

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名称IGT トスカーナ ピノ・ネロ ヴィッラ・ディ・バニョーロ 
収穫年2006年
カテゴリーIGT
品種ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)
生産地域トスカーナ州
生産者TENUTA・DI・BAGNOLO社
OP  
コメント輝きのあるルビー色、プラム、チェリーなどの果熟感、木の皮のようなニュアンス、しっとりとスムーズな飲み口
フィレンツェは寒波が押し寄せ、先週の金曜には異例の大雪が降りました!シエナからフィレンツェに帰るバスは雪の影響で3時間以上かかりました(普段は1時間ちょっと)。。。皆楽しみにしていたサッカーのセリエA、フィオレンティーナ対ミラン戦も延期。ともかく寒い毎日が続いています。この時期は観光客こそ少ないけれど、エノテカではクリスマスのプレゼントやお歳暮の需要でその準備に追われていまーす!
そんな中、トスカーナのピノ・ネロを試飲しました。ピノ・ネロ種(ピノ・ノワール種)は日本では比較的飲む機会に恵まれていましたが、イタリアに来てからはめっきりでした。バローロやブルネッロを飲む時にもよく思うことでしたが、このワインでも、まず印象深かったのがその外観でした。普段の試飲コメントの時は割愛させていただいてますが、本当に綺麗な輝きのあるルビー色。本当に宝石のような色。。
ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)特有の梅のニュアンスというのもあると思いますが、なんというか木の皮のような香りをより感じました。複雑な香りで、タンニンは思ったよりもしっとりと滑らかな印象。イタリアのピノ・ネロ、ぜひ試してみてください。

※ちなみに写真は雪が積もったテラスで撮りました^^

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nobufico at 23:44|PermalinkComments(11)TrackBack(0)トスカーナ | IGT